終生共に暮らすために

先日、読売新聞の朝刊に、犬の介護サービスの記事が載っていました。

現代は、フードの質の向上や医療の進歩等によって、犬も猫も長生きになりました。
その代り、高齢化と共に病気の発症率も高くなり、介護が必要になる子達も増えてきています。
飼い主の方も、一緒に歳を取れば面倒を見るのも一苦労になります。
特に大型犬は体重もあるので、病院に連れて行くことさえもままならなくなります。

無責任な飼い主や心無い人間が飼い主であったりすると、どこかに置き去りにしたり保健所やセンターへ持ち込むという選択がなされます。
そこから新たな幸せな暮らしがスタートする子もいるかもしれませんが、大半は悲しい結末が待っています。

一緒に暮らしているときは、動物たちにどれだけ慰められ励まされ、たくさんのことを教えてもらった存在であったはずなのに、人間の都合で(どんな理由であれ、やっぱり人間の都合ですよね)動物たちを守ることができないのは、無責任と言わざるを得ません。

動物との暮らしに必要なのは、「可愛い」という感情だけでは成り立ちません。

細かくあげればキリがありませんが、絶対に必要なのは「お金」。
フード代やトイレの砂などのほかにも、病気になればそれなりの治療費や通院費等がかかります。(時間も必要ですね)
高齢化してくれば生活しやすいようにと工夫も必要になるし、
どの年代も夏は涼しく冬は暖かくなど冷暖房費もかかります。
何日も家を空けるときには、シッターを頼んだりペットホテルなどへ預ける費用も必要です。

そしてもうひとつ必要なのが「備え」です。
人間の方もリストラや転勤、高齢化と家庭環境の変化も当然でてきます。
災害に見舞われることもあるでしょう。
もしからしたらいくつもの出来事が重なるかもしれません。

更に必要なのは「環境」です。
猫の場合は、特に完全室内外が望ましいですし、集合住宅であれば飼育可能であるかどうかの確認は必要です。
爪とぎは必須ですし、運動不足にならないような工夫も必要です。
室内の事故もすくなくありませんし、いたずら防止のためにも部屋の中の整理整頓も必要です。

そんなこと気にしなくてもちゃんと長生きしてくれている、という方もいるでしょう。
ここに記載したことは絶対しなくてはならないことではないけれど、
あとで後悔しないためには、できる限りのことはしておきたいものです。
何もせずに、そのうえ後悔もしない…という人には、動物たちと暮らしてほしくはありませんけど。

本当は、動物たちとの暮らしを始める前に、そういった想定しうることをすべて書き出し、
それに対しての対策を、「その時にできる範囲で」練っておくべきなのですが、
そんなことする人はほとんどいないでしょうね。

以前は、都道府県が飼えなくなった犬猫を引き取ることが可能でしたが(引取り後は譲渡先を探したりあるkは殺処分)、
13年9月からは高齢や病気を理由に攣れてきた場合は、都道府県は引取りを拒否することができるようになりました。
「改正動物愛護管理法」が定められたためです。
自分たちで最後まできちんと面倒をみましょう、ということです。

そんな法ができても、どうしても面倒みられないという場合、その子たちはどうなってしまうのでしょう。
引き取り手がいないのだから捨てるしかない!?
自分で殺処分?
動物病院で安楽死?

どれも猫好きびとにとってはとうてい考えられない選択です。

自分でなんとか里親様をみつけてくれればいいのですが、なかなか難しいことではあります。
高齢だったり病気であったらなおのこと、里親様は見つかりません。

ボラをしているシェルターにも、「飼えなくなった」という相談を受けることがあります。
基本的にはそういった猫さんは引き取りません。
まずはご自身で猫さんの預け先や里親様を探していただいています。
安易に引き取ってしまえば、依頼数は軒並み増え、シェルターは猫で溢れかえり運営が立ち行かなくなります。


そんな現状も手伝って、飼えなくなった動物を終生預けることができる施設も増えてきています。
新聞ではワンちゃん専用のホームや訪問介護サービスの記事でしたが、猫ちゃんを預かってくれるところもあります。

これはありがたいですね。
愛情をもって育て共に暮らしてきても、どうにもならない状況になってしまうことはあります。
どんなに最初に想定しうることを連ねて対策を練って、計画を立ててできることをやっていても、
現実には、もはや自分たちの力ではどうにもならなくなってから考える、ということの方が多いかもしれません。

そんな時、愛情を持ってお世話をしてくれて、最期を見送るまで面倒を見てくれるところに預けるというのも、これからの時代選択肢に入れてもいいのかなと思います。

ただし、そのためにはやっぱりお金が必要です。。。
無償で終生預かってくれるなんて言うところは、あったとしても安心して預けられるところではないかもしれません。

少しずつでも猫貯金をしておく方がいいかも、と思いました。
こどもがいても必ずしも面倒をみてくれるとは限りませんし、飼い主の方がある日突然死するかもしれません。

4seasonsCat-M(私の名のイニシャルです)宅では、2匹の猫がいます。
猫保険も猫貯金もしていません。
我が家は子どもがいないので、なおのこと私達夫婦になにかあったら猫達を路頭に迷わせることになります。
今からでも遅くないわ!貯金しておこう。そしてそのお金が猫達の為にちゃんと使ってもらえるように、
しかるべきところへ伝えておかなくては、と記事を書きながら思いました。


猫を終生預かってくれるところは、ネットで検索するとでてきます。
「猫」「ホーム」「終生」「預かり」などで検索してみてください。

入所金や月々かかる費用などは、施設やサービスによって違いますので、
きちんと調べて、納得するまで話合ってから決めた方がいいですね。
安心して預けられるところは、随時面会が可能であったり、
スマホやPCでわが子の様子を見られるようにしてくれています。
お金の支出もきちんと記録し開示してくれるところでないといけません。

こういう信頼できる施設が増えたら、物扱いにされる命は減るでしょうか。
そうなると思いたいです。

リンクしていただける施設やサービスがありましたら、ぜひお願いいたします<(_ _)>


4seasonsCat-M

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2014年 初めましてのごあいさつ

2014年8月。残暑お見舞い申し上げます。  (文章の修正・削除・加筆アリ2015年3月現在)

暑くても寒くても、猫と暮らす日々はとっても楽しくて幸せです。
四季折々の猫達との生活は、もうその存在だけで人生にうるおいをもたらしてくれます。

ずっと一緒に暮らしていきたいと、猫好きびとは誰もがそう思います。
永遠にこの幸せな日々が続けばいいと、つい願ってしまいます。
でもいつの日か別れの時が来る。。。。

それはどうしても仕方のないことです。
命あるものはどこかで肉体を脱がなくてはいけない。
人間も動物もそれは同じです。

ただ、人間が作り出した環境やあるいは心無い人間のせいで、
理不尽な生き方や死を余儀なくされる子達が後を絶ちません。
本当に同じ人間として情けなく、そして動物たちに対して申し訳なくて胸が痛みます。

20代の時に、動物保護団体でボランティアを始めてから数十年が経ちました。
現在は、縁ある猫の保護団体で、ボランティアをさせていただいています。


どこのシェルターでも、日々ボランティアさん達がたっぷりの愛情を注いでいますので、
保護された猫達は幸せといえば幸せといえるのかもしれません。

でもシェルター内での猫達との別れは、我が家の子達との別れとはまた別の、
辛く悲しい感情があるのだということを、長年のボラ経験から知りました。
最期を看取ってあげることも、抱きしめてあげることもできず、
別れの挨拶をすることもできないことが多いのです。


皆がおうちの子として愛され、その時が来たらその愛に包まれながら旅立ってほしいのです。


どの猫さん達も、あふれるほどの愛情をかけてくれる猫好きびとの「うちのねこ」になるのを待っています。

他の猫達との同居生活でストレスもあるでしょう。
病気になってもすぐに発見してもらえないこともあるでしょう。
もっともっと甘えたくても甘えられずさみしい思いをしている子もいるでしょう。

それでも皆、自分の里親が迎えに来てくれるのをじっと待つしかないのです。

そんな中、運よく縁があり、すぐに里親様の元へ卒業できる子もいます。
保護されてきた子の卒業が決まることほどうれしいことはありません。

反対に、もう何年もこのシェルターで暮らし続けている子もいます。
卒業をしていく子たちを見送りながら、残されてしまった子たちはそれでも健気に生きていきます。
その姿を見るのが本当に辛いです。

人間の都合で生きる道を閉ざされそうになり、そしてまた人間の都合で行き場所をたらいまわしにされ、
やっと行き着いた場所は、「たくさんの猫の中の1匹」という存在にしかなれないところです。

可能な限りの愛情と気遣いをもって、猫さん達と向き合いお世話をしていますが、
それでもどうしてもボランティアとしての活動には限界があります。
どんなにその場では懸命に尽くしても、「おうちの子」と同じ世話をしてあげられません。

仔猫で来た子はすでに大きくなってしまいました。
まだ若かった子は日々年を重ねていきます。
まだ若いと思っていた子もシニアの世代に入っていきます。


この子達の季節はシェルターの中だけで過ぎていきます。
なんとかして、このシェルターにいる子たちのおうちを一日でも早く見つけてあげたい!!

次の季節が来るまでに、卒業をさせてあげたい。
何度も同じ季節をシェルター内で経験させてはいけない。
そんな思いで、このブログを立ち上げました。

里親様を募集はもちろんのこと、猫にまつわることは何でも記事にしていこうと思っています。

縁ありボランティアをしているシェルターの猫さん達が中心になりますが、
他の団体であれ、個人の方であれ、どこの猫さんであっても、里親様を探す協力もしていきたいと思っています。

猫好きびとone of themとしては、猫さん達はどの子も愛すべき存在ですから。

猫好きびとさんが何度でも訪れたくなるようなブログにしていかれたらいいなと思っています。
猫好きびと初心者さんが、参考になる!と思ってもらえるブログになったらいいなと思っています。

そして、このブログを見て「猫の里親になろう」と思ってくれる人が一人でも多く現れてくれたら、
もっともっといいなと思っています。


今はとても微力で里親様探しでいっぱいいっぱいですが、
将来的には、保健所やセンターなどに、物扱いで無情にも持ち込まれる数多くの子たちを救うためにも、
何か役に立つことをしていきたいと思っています。
冷たい格子の中で死を迎えるのを待つだけの子をゼロにしたい。
救える命は救いたい。
できれば日本の動物愛護保護法をもっと実のあるものへと変えていきたい!!

夢は大きく、希望は高く、理想を現実に。


なによりも、猫達の幸せを願って・・・・・・。
                 4seasonsCat



*猫だけでなく犬やほかの動物も大好きですが、このブログでは猫を中心に記載していきます。
 また、ブログを立ち上げた当初のボランティア先は2014年末までで、2015年~は川越市内「またたび家」さんでボラをさせていただいています。

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